北陸の川を転戦してサクラマスに挑んだものの、たいした釣果なく、白馬にたどり着いた。日曜日は晴れ。釣りかBCか迷った挙句、白銀の世界を選択。今回は降雪後は雪崩の巣となるが、雪が安定すると八方尾根スキー場から手軽にアプローチできるガラガラ沢でワンデイのBCを楽しんできた。
■アクティビティ日:2017年4月2日
八方尾根スキー場のリフトを乗り継いでスキー場最上部にある村営八方池山荘がスタート。八方山北面に広がるガラガラ沢を目指す。八方尾根スキー場のリフト券売り場ではBCのスキーヤーには登山届けの提出を求められる。事前に準備した登山届けを用意しておくのがよい。天気のいいグッドコンディションの日にはこのようにBCスキーヤーやボーダーたちが不帰Ⅲ峰のルンゼや無名沢、ガラガラ沢を目指して登っていく。
稜線を少し登れば五竜と鹿島槍の絶景が飛び込んできた。
30分程度のハイクアップでガラガラ沢のドロップポイント。天気がいいのでガイドツアーのグループやこんな日を待ちわびて住み着いている外国人たちが楽しげにドロップしていった。
沢の上部は風の吹きさらしのため、硬いバーンとなっており、最初は少し慎重に。
右俣の源頭から沢全体を見下ろす。谷間に南股入の小倉池が見える。標高差800m滑降のお楽しみの始まり!!
先行者の姿は見えず、シュプールが残っていたが、まだまだ美味しい大斜面。
白馬の絶景を楽しみながら大斜面を独り占め。
少し固めの雪ではあったがどんどんスピードが乗っていく。
沢の下部になるほど斜度は増す。そして沢の出合あたりにはデブリが見えてくる。
お楽しみはこのあたり迄でデブリ地帯に突入。早々に抜けることとした。
雪の川原に下りて至福のLunch!! こんなときは幸福感で何を食べても旨い。
今回はこの時期には珍しく3キロ以上ある二股までの林道は雪でつながっており、担ぎなしで二股の橋まで滑って降りることができた。橋のたもとにある「おびなたの湯」の賭け流し露天の温泉に浸かってツアー終了。
今回のようなグッドコンディションの日もあれば、春でも降雪後はなだれが発生しやすい地形で過去に事故も多数起きているエリアなので、手軽なアプローチで気軽に行けるBCエリアといえど慎重な行動を心がけたい。
春のワンデイBCでは、お守りに軽量コンパクトなポリゴン2ULの上下を忘れずにザックに入れている。