DRY LAYERING ドライを重ねる 5レイヤリング

投稿者: 田中 由希子、中山 喜久子

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スタッフの遊び記録
ACTIVITIES

■コース日程: 2016/8/7~8/11
■コース概要: 鳥倉登山口~三伏峠~荒川岳~二軒小屋~蝙蝠岳~塩見岳~三伏峠~鳥倉登山口 ぐるっと一周
「せっかくの夏休みだから、がっつり歩こう!」ということで、南アルプスの縦走を計画しました。
南アルプスのどこを行こうかと地図を見ると、鳥倉登山口を起点に荒川・蝙蝠・塩見が回れることを発見。
標高差激しく、ロングコースになりますが、とても面白そう。実際行ってみると、南アルプスらしい雄大な山容が楽しめるルートでした。

【1日目】
三伏峠から小河内岳にかけては快適な縦走路。
この稜線からは今回のルートをぐるっと見渡すことができます。
晴天に拡がる、南アルプスの広大で美しい山々。厳しくも素晴らしい縦走になりそうな予感を胸に、さあ出発!

結構なガレ場を横目に進みます。前日の夜間移動で寝不足ですが、ここは集中!慎重に歩いていきます。

午後を過ぎるとすごい勢いで雲が発生します。カミナリが発生しないよう願いながらとにかく前へ。

緑豊かな南アルプス。
野生のブルーベリーがあちこちに群生しています。

 

【二日目】
荒川前岳へのカール。ここで標高差600mを一気に登ります。
晴天なのは嬉しいのですが、何せ、暑い!!!そしてブヨ・アブ・ハエが酷い!!
息を上げながら稜線を目指します。

稜線に到着。
「あ~天気最高~。あ~ビール飲みたい。」(心の叫び)。

まだまだ道は続く。
仕方ないなぁ、ビールはおあずけ。ジュースで乾杯。

荒川前岳から荒川中岳にかけては快適な稜線が続きます。
稜線の先に迫るのは悪沢岳。堂々とした山容に迫力を感じます。

悪沢岳のピークを越えると、千枚岳から二軒小屋へ向かいます。
せっかく稜線に出たのに、また1600mの標高差を下るという。。。

【3日目】
二軒小屋に到着。
自販機がある!ベンチがある!蛇口から水が出る!
しばしば文明にふれて、疲れを癒します。

束の間の休息後は、徳右衛門岳へ。
ここからまた1300mほど登りが始まります。人にほとんど合わず、静かな山行の始まりです。

徳右衛門岳の、静かで苔が美しい森の中を進みます。
素晴らしい、きれいな森・・・と思っていたら途中から藪漕ぎ&大量の倒木に道を遮られることに。
うーむ。。中々厳しい山行です。

藪漕ぎのその後。二人とも泥だらけです。

 

【4日目】
徳右衛門岳の深い森から蝙蝠岳の稜線へ。
森林限界を越えると一気に蝙蝠岳の展望が開けます。この展望の開け方は中々の感動ポイント。今日は塩見を越えて三伏峠まで。まだまだ道程は遠い!!

振り返れば富士山が美しく佇んでいます。

蝙蝠岳の稜線でも藪漕ぎが続きます。
もはや服も靴も、泥だらけ&松ヤニだらけ。

蝙蝠岳を越えて北俣岳へ向かいます。
ゴールが見えてきましたが、北俣岳は足場の悪い岩場が続くため、油断は禁物。

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塩見岳のピーク。この縦走の最後の3000m峰です。

三伏峠付近より塩見岳を望む。ようやく三伏峠に帰ってきました。
長かった縦走も終わってしまえば、あっという間。三伏峠小屋で祝杯をあげ、ゆっくり就寝。翌日鳥倉登山口へ。楽しい夏が過ぎていきました。

一般縦走路にしては少し荒れ気味の道が多く、藪こぎと倒木回避の繰り返しで、パンツが露と泥まみれになる場面もありました。カミノパンツはこうした荒れた道でも破れやほつれがなく、かつ薄手で軽やか。夏の荒れた樹林帯での一歩一歩を後押ししてくれました。
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真夏の南アルプス縦走におすすめのウエアの組み合わせは、こちらでもご紹介しています。
登山・トレッキング 夏山縦走

なお、ご参考に…このルート、ブヨが非常に多かったので、虫よけグッズは必須装備です!

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