■コース日程: 2016/07/09-07/10
■コース概要: 猿倉 ~ 白馬鑓温泉小屋 ~ 鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳 ~ 大雪渓 ~ 猿倉
小屋がオープンしてハイシーズンを迎える前の週末を狙って北アルプス後立山エリアの白馬三山を登ってきた。初日は雨に打たれ続けるも温泉で癒され、二日目は快晴の中、お花畑と北アルプスの大パノラマを楽しみながら稜線歩きを満喫してきた。
■2016/07/09
初日は猿倉からテン場となる白馬鑓温泉小屋を目指す。昨夜から雨が降り続いているが翌日は梅雨の中休みで晴れの予報なので、初日の温泉と二日目の快晴を期待して出発。
サンジロを過ぎると沢筋のトラバースが続く。いつかこんな落石があったのか・・・と思いながら素早く通過。
雪渓トラバースの最適ルートは状況により変化するので慎重に見極めなければならない。特に小屋オープン前には登山道整備が十分でなく注意が必要だ。
杓子沢、落石沢、崩沢を超え、雨があがらないまま昼過ぎには小屋に到着。この後、初日はのんびり温泉を満喫してテントに潜り込んだ。
■21016/07/10
二日目、暗い内にテントをたたんで出発。雨は昨夜あがってくれた。出発するとさっそく鎖場となる。あちこちで雪解け水や雨水が登山道にヒタヒタと流れ込んでくる中での鎖場が続く。
大出原のお花畑を楽しみながら登りきると稜線に。一座目の鑓ヶ岳はすぐそこだ。ただ先ほどまでカールを吹き降ろしてくる風がやや強いのが気になっていて、やはり稜線に出ると帽子が飛ばされそうなくらいの強風が吹いている。
風の冷たさと強さから防風対策が必要な状況だったのでエバーブレスフォトンを上下着用して山頂を目指すことにした。
風こそ強いものの展望バツグン。穂高連峰から剱岳まで最高の展望が続いている。
続く二座目の杓子岳へと向かう。
・・・ここの最大の心の誘惑は巻き道ではなかろうか。楽をしたければ巻き道をどうぞ、と言わんばかりの明確なトレースが目に飛び込んでくる。
・・・とは言え梅雨時にも関わらず、こんな快晴の中でこの区間を歩けるのはチャンスとばかりに予定通りに山頂を通過する。更にその先には三座目の白馬岳も。
丸山を通過する頃には風も弱まり、白馬山荘は目前。この後、山荘にザックをデポして、白馬岳山頂からの展望をしばらく楽しんでから昼食にありついた。
さて、あとは大雪渓を下るだけ。アイゼンを装着して白馬尻小屋までイッキに高度を下げる。
白馬尻小屋を過ぎ、猿倉までの残り1ピッチを歩き通し、二日目は快晴の中、白馬三山を楽しむことができた。
初日は雨天で行動時間が長く1日着続けていたが、しなやかな生地でストレッチ性に優れているため、動きにくさなどの不快感をほとんど感じることはなかった。また、2日目は晴れてはいたが、風が強かったため山頂の往復は上下とも着用しマルチに活躍した。
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なお普段の山ではあまり着用しないが、今回のルートでは雪渓の上を長く歩くため、サングラスが大活躍した。