DRY LAYERING ドライを重ねる 5レイヤリング

私にとって双六・三俣・鷲羽エリアは一番馴染みのある山域であるが、かねてから積雪期に行ってみたいという思いが強かった。好天が続く連休後半に、スキー板を持って去年の夏休み以来となる双六山域へ出掛けた。

■アクティビティ日:2019/05/03~05/05

GW中の新穂高はお盆、シルバーウィーク時期同様、かなり混雑しているだろうなと身構えていたものの、程よく空いており、せかせかせずにゆっくり準備することができた。
入山1日目はいつもしんどいが、天気も良いし、急騰をあまり慣れていないスキーブーツで歩くのに苦労し、よく水を飲んだ。下の方はデブリだらけで、これがまた歩き慣れない私にとっては一番しんどかった…。(キックターンで登るも、バランスが乱れて下までズリ落ちる、の繰り返し)。

周りをみると、登山者よりスキーヤーの方が圧倒的に多かったのにも驚きだった。稜線に出るまではあまり景色が変わらず、後ろを振り返って遠くの乗鞍を見て気分転換をするが、稜線に出たら最高だ!槍穂が見えてきたら、疲れも吹き飛ぶ。

入山している人は多いはずだが、分散されるからか、あまり人の気配がなくて気持ちいい。

今回はもともと水晶まで行く計画であったが、燃料不足などの諸々トラブル(??)が発生し、1日縮めて鷲羽までの計画に変更となった。非常用としての固形燃料の常備は欠かせないと感じた。(メタで十分お湯も沸かせるし、水も作ることができる!)
今日の目的地点が見えてきた!ここから見ると鷲羽遠いなあ〜

双六一部、三俣山荘〜鷲羽はほとんど夏道だった。特に鷲羽山頂まではガレガレで落石に注意する。入山中は結局ずっと天気が良く、風もなくてとても条件が良かったし、日焼け止めが追いつかず後に後悔することになる…。

あの辺りからずっと来たんだなと、振り返るのも面白い。無雪期とは違い、雪があるととても滑らかな景色になる!

今回過ごしたテン場でお気に入りの鏡平。西鎌尾根〜槍〜西穂までばっちり!ちょうど友人が蝶ヶ岳に行っており、槍穂を挟んで反対側の景色を見ているんだね〜なんてSNSでやりとりしながら1日を終えてゆく。

難所を終えてようやくホッとしたところで。すっかり人がたくさん歩いて穴ボコだらけ…。

 

 

歩き始めたらすぐ暑くなるGWの季節。スキーブーツを履いての長時間運動は慣れていないため、靴擦れや、蒸れて汗でふやけて…といったトラブルが不安であったが、やはりこれを履くのと履かないのでは安心感が違う。歩行・滑降を繰り返すシーンで、更に重い荷物を背負っての山行で、足元のコンディションはとても大事だと思う。おかげさまで今回も、下山してサンダルに履き替えるまで不快感なく過ごせた。

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