DRY LAYERING ドライを重ねる 5レイヤリング

投稿者: 三和 克至  ■写真:三和

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スタッフの遊び記録
ACTIVITIES

7月の終わりから8月初め。
夏山のジリジリとした太陽を感じながら北アルプスを一人歩いた4日間。
北アルプスの最深部、雲ノ平へ。

■アクティビティ日:2019/7/30-8/2

■初日 新穂高温泉~わさび平~

決していい天気とは言えない中、初日のハイライトはガスの切れ間から双六小屋が見えた瞬間だった。新穂高温泉から歩いてきた疲れが喜びに変わる。
双六小屋でテントを張り周囲を散策するも、日暮れと共に大雨が降りはじめ、急いでテントの中に逃げ込んだ。

■二日目 双六小屋~樅沢岳~双六岳~三俣蓮華岳~黒部五郎岳~黒部五郎キャンプ場

まだ暗い時間に双六小屋を後にし樅沢岳へ。迫力ある槍ヶ岳を期待したが、分厚い雲に覆われ見ることができなかった。
三俣に移動しても視界は悪く、槍穂高の姿はみることができず。
随分遠くに見えた黒部五郎岳も歩いているとあっという間に着いてしまう。

黒部五郎カールは緑と花と水が豊富で美しく、岩に囲まれており強さと優しさを感じる。

黒部五郎小舎のキャンプ場でテント泊。

■三日目 黒部五郎キャンプ場~三俣蓮華岳~鷲羽岳~雲ノ平

前日までと違い晴れ。

朝の光を浴びた花が爽やか。

槍穂高を見たい気持ちが諦めきれず、もう一度三俣蓮華岳の山頂へ向かう。

前日の視界の悪さからは想像もつかない絶景が広がっており、思わず「いいねー!」と声がでる。
近くにいた男性から「本当、いいですねー!」と声をかけてもらい、話が弾む。
偶然居合わせた人と景色や会話を楽しむことができる山の一期一会。

鷲羽に向かう途中見え方が変わってゆく槍を見ながら歩く三俣~鷲羽は本当に気持ちよく、北アルプスを歩いている喜びが込み上げる。

夏の強い太陽を浴びながら歩く。見えてきたどっしりと壁のように構える鷲羽にワクワクする。

鷲羽を過ぎたところでヒナを2匹連れた雷鳥にも会うことができ癒された。

雲ノ平が目の前に広がる。

ガスの切れ間から時折見える水晶岳がかっこいい。

夕方になるにつれてガスが多くなり視界が悪かったけれど諦めずに、祖母岳へ。
祖母岳でも景色は見えず諦めかけた時、一気にガスが晴れて赤く染まる雲ノ平と水晶岳。

周りには誰も居ない。驚いたのとあまりの美しさに感動した。
険しい山の多い北アルプスの奥深くに楽園のような雲ノ平があるなんて、日本の自然は素晴らしい。

■最終日 雲ノ平キャンプ場~薬師沢小屋~太郎平小屋~折立

雲ノ平を5時前に出発。11時10分に折立から出発するバスに乗る為、ハイペースで歩く。
しかし次から次へとあらわれる気持ちのいい森や、素敵な景色につい足を止めてしまう。
景色を楽しんでいるとあっという間に時間が過ぎ、楽しんでいる場合じゃなくなってしまった。
名残惜しいが心を鬼にしてとにかく先を急ぐ。
無事10時半に折立に着き、バスに揺られ富山駅へと向かった。

 

実際に立ててみるとその簡単さに驚き、スタッフサックに入れるとお弁当箱のような長方形になりパッキングの際、納まりが良い。
高さがあるので居住性が高い。テントの中で座ったり着替えたりのんびり過ごせるのが、心地良い。
共に夜を明かすテントには旅を重ねる毎に愛着が湧いていく。
中で一人本を読む時間も好きで、大切にしている。

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