2020年春のドライレイヤー®リニューアルによって、ベーシック、クール、ウォームの3シリーズ全てに「抗菌防臭」機能を付与させました。
ドライレイヤー®の安全と快適性をさらに高めるため、2018年に実施した「スキンメッシュ®ユーザー様アンケート」があります。「使って実感した効果をすべてお選びください」という設問に、多くの方が「汗冷えを防ぐ」80%と「肌がべとつかない」65%を選択。これに対し「ニオイがつきにくい」は19%。
※「スキンメッシュ®ユーザー様アンケート」結果より 対象1643名/複数回答
ドライレイヤー®は強力な耐久撥水性によってニオイの元となる皮脂が付着しにくいため、これまでずっと「ほかのアンダーウエアより数段ニオイにくい」という自負がありました。しかし、アンケート回答に選ばれるほど印象に残っていないことがみえました。
「ニオイがつきにくい」の実感効果が少なかったというアンケート結果を受けて、次のリニューアルではしっかり長持ちする抗菌防臭を付与することを即断。20洗(20回の洗濯)で容易に落ちてしまうようなものではなく、撥水性能と同等の耐久性「100洗以上」を目指しました。
耐久抗菌防臭でニオイを発する菌の繁殖を抑えながら、耐久撥水で菌のエサとなる皮脂の付着を抑えます。このダブルのブロック性能が強力な防臭効果を発揮するメカニズムです。
撥水性のドライレイヤ―®は、疎水性のアンダーウエア(ポリプロピレン〈PP〉製)と比較して、皮脂汚れが繊維に付着しにくい特性を持ちます。そのため、ニオイや黄ばみが発生しにくく、長期にわたって良好で快適なウエア状態を維持します。
(左)疎水性アンダーウエア(ポリプロピレン<PP>製) (右)撥水性ドライレイヤー® 運動後のウエアの洗濯を想定し、人工皮脂汚れを、ドライレイヤー®ベーシックと、ポリプロピレン(PP)製の疎水系アンダーウエアのそれぞれに付着させ、2回洗濯。その後、一定の条件で加熱することで、残留皮脂の見える化試験を実施。PP製の疎水系アンダーウエアは、全体的に皮脂が繊維内に残留しており、ニオイや黄ばみが発生しやすいことを表している。 |
耐久撥水による皮脂のつきにくさと、新たに付与した抗菌防臭加工のダブル効果で、従来のドライレイヤー®と比較して抗菌性能が約1.2倍※1に向上しました。菌の抑制率99.9%以上という優れた抗菌防臭性が、100回洗濯後※2も続き、ニオイを抑えます。
※1:洗濯10回後の比較試験における抗菌活性値による ※2:ドライレイヤー®ベーシックは150回、ウォームは100回、クールは50回の洗濯耐久性 |
抗菌防臭機能は、それ自体が安全を左右するものではありません。それでもファイントラックがニオイの抑制にこだわったのは、着替えを減らせて軽量化に貢献できるため。
また、
・行動中にぷーんとニオイがしたときの残念感
・山小屋や電車の中でのニオイの心配
といったストレス軽減は、着ている本人はもちろん、同行者にとってもうれしいはずです。
適度な保温力と汗抜けスピードのバランスに優れ、季節を選ばず、初めての一枚としても使いやすい汎用性の高さが特長の、基本のドライレイヤー®。
スキンメッシュ®から、耐久撥水性を150洗80点に伸ばし、抗菌防臭性を新たに付与。よりニオイにくくリニューアルしました。