今回のアウトドア女子はイラストレーターの神田めぐみさん。
もともと登山が好きだったという神田さんは、雑誌『PEAKS』で、山小屋を訪れる連載「シェルパ斎藤の山小屋24時間滞在記」の挿絵を担当していたり、姉妹誌『ランドネ』にて低山と温泉を楽しむ連載「湯らり やまあるき」を掲載したりと、アウトドア関連のお仕事を中心に活躍されています。
そんな神田さんが感じる山の楽しみとはなんでしょうか。エッセイを寄せていただきました。
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■■■ 執筆者のご紹介 ■■■
神田めぐみ かんだ・めぐみ
山岳・アウトドア関連の雑誌、書籍、WEB媒体で活躍するイラストレーター。低山歩き、アルプスのテント泊縦走、雪山登山まで、一年を通じてマイペースに山を歩くことが楽しみ。
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じつはきっかけは椎名誠さんの「怪しい探検隊」シリーズなのです。大学1年の春休みに読んだのですが、あの自由な外遊びの様子…。とても楽しそうですよね。仲間と野外で泊まることに漠然と憧れを抱きました。
ですが当時私にはアウトドアに詳しい友人もいませんでした。どうしたら外遊びができるか考えた末に、大学2年の春、所属していた美大の山岳部に入部することに。
そうしてめでたく初めての山登りとなったのが、新入生歓迎山行で行く北アルプスの蝶ヶ岳。新入生歓迎…ということで時期はGW。つまり雪山だったんです。
(雪の蝶ヶ岳。写真はfinetrackスタッフ撮影)
山行に向けて多少のトレーニングはしたものの、何も知らないまま先輩とOBに連れられていきなり残雪の北アルプスに登るわけです。
無知と若さの成せる技、ですよね。
もうそのときは、ただただ雪の山を歩くことに必死だったので山頂の景色はあまり覚えていません。
でも、借り物のウェアやギアのカビ臭さだとか、先輩の真似をして裸足で梓川を渡ったときの水の冷たさだとかは、今でもふと懐かしく思い出します。
家の事情でその山行の後すぐに山岳部を去りましたが、自分にとってはそんな残雪の蝶ヶ岳が原点です。
(その後も登山は続け、今ではお仕事も含め春夏秋冬問わず山歩きを楽しんでいます)
山岳部を去った後、登山になんとなく未練を感じながらも時は過ぎ、大学4年に上がるタイミングで山と溪谷社さんで編集補助のアルバイトを始めました。
その頃には家の事情も落ち着き、改めて登山を始めました。
続けるうちにだんだん体力が備わってバテにくくなると、その分周りを見回したり考えたりする余裕ができてきます。
そうすると鳥の鳴き声、花の名前、山小屋の歴史、地形のことなど、最初の頃には考えが及ばなかったことが、少しずつですが知識として身についていくのを感じられます。(まだまだ不勉強ですが!)
まるで山の楽しみが増えていくような気分です。
長く登山を続けられているのはきっと最初のがむしゃらに登った蝶ヶ岳が楽しかったからなのでしょう。無我夢中に登って知らない世界を行動すること自体が面白かったんだと思います。
でも、最近はひとつずつ知識を得ていくことが楽しく、始めたばかりのころとはまた違った角度で山を味わっています。
その後、お世話になった山と溪谷社さんでのアルバイトを卒業し、フリーランスのイラストレーターとして活動を始めました。
アルバイト時代に知り合った登山業界の方々からお仕事をいただき、それからはプライベートでも仕事でも山に登るようになりました。
じつは山に行くたび、ちょっとした悩みに感じていたことがありました。
それが汗によるブラのニオイ。
昔は下着メーカーさんが出されているスポーツブラを使用していたのですが、ブラパッドの厚みがあるためか、汗をため込んでしまい、登山中にどうしても汗のニオイが気になって不快でした。でもこれは仕方のないことだとあきらめていました。
そんなときに知ったのがドライレイヤーのフィットブラ※です。じつはfinetrackの新商品モニターを依頼していただいたことがきっかけでした。
(※fun to track編集部注:当時のスキンメッシュフィットブラ。現在はドライレイヤーベーシックフィットブラという商品名で販売しています。)
最初手に取ったときはサポート力に不安を覚えましたが(すみません)、身につけてみると登山だったらこのくらいで全く問題ないなと感じました。
むしろテント泊のときはそのまま装着して寝るので、締め付けすぎずに楽ちんです。
そして何より汗のニオイが全然気にならず、快適でした。
それ以来登山時は必ず着用しています。
こんなに汗抜けの良いブラパッドはなかなか無いのではないでしょうか。
フィットブラを使うようになってから、ニオイの軽減以外にも嬉しい発見がありました。
それは、荷物を減らせるということ。
ブラのニオイが気になっていたときは何着か着替えを持って行きましたが、今では3〜4泊するときでもドライレイヤーのフィットブラ一着で済ませています。
長い山行だとさすがにずっと無臭というワケにはいかず、後半は多少ニオイも出ますが個人的には全く許容範囲内。
それよりも荷物が減ることによる楽ちんさの方が大きいです。
(3泊4日で行った雲ノ平山行もフィットブラ1着だけ。荷物がコンパクトだと足取りが軽くなります。)
だから、フィットブラを使うことで “ブラジャーのニオイ問題” と “着替えが嵩張る問題” が一気に解決したんです!
小さなストレスかもしれませんが、それが解決した分、登山の楽しみがさらに広がりました。
一般的なスポーツはそのスポーツをしている短時間だけ着用して、その後必要であれば着替えることができます。
だけど登山は泊まりを含んだアクティビティなので持っていく荷物も制限されるし、どこでもすぐに着替えられる環境ではありません。
(3泊4日で行った雲ノ平山行もフィットブラ1着だけ。荷物がコンパクトだと足取りが軽くなります。)
だから山では登山用具メーカーさんがつくった装備を使うことが、山ならではの悩みを解決する近道なのだと思います。
私のブラの悩みはドライレイヤーが解決してくれました。
■■■ 神田めぐみさんのお気に入り ■■■
ドライレイヤー®ベーシックフィットブラ
登山中のバストの悩みを軽減するための「山ブラ」。
神田さんのお気に入りポイントは「汗のニオイを抑える」ところ。
肌をドライでサラサラに保つので、「汗冷え」「ベタツキ」といったバストの汗トラブルも解決します!
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