DRY LAYERING ドライを重ねる 5レイヤリング

投稿者: 山本 雅人

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スタッフの遊び記録
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ずっと気になっていたことがあった。
それは霞沢岳山頂から見る壮大な穂高連邦の景観のことだ。
実は5年前の冬に1度霞沢岳に登ったことがあったが、天気が良くなかった為
山頂から望むパノラマの景色を味わえなかった。
今回の連休は前回時よりもいい天気の予感。
再び山頂からの絶景を確かめに行くため、パートナーを誘い、
金曜日仕事あがりにすぐさま長野県に向け車を走らせた。

■アクティビティ日 2022年1月8日~9日

■1月8日
疲れて眠たい目を擦り、夜中に長野県側にある沢渡駐車場に到着。
車内で仮眠を取り、朝方にタクシーを手配して釜トンネルまで向かう。

準備をしながら空を見上げる。
快晴の空に気分も高まってきた。

トンネルを超え取りつきにたどり着く。
取りつきは砂防事務所のすぐ脇にはいったところにある。
今回の西尾根は雪がついた冬季に登ることができるルート。(夏は笹薮地帯の為登る人が少ない)
ここから長い急登の始まりだ。

雪をかき分けてひたすら登っていく。
今回は先行者がいてくれた為、踏み跡を使わせていただく。
とても助かった。ただ場所によっては踏み抜き有り、ラッセル有りとなかなか楽にとはいかない。

2000m付近まで登りつめ、平らな場所を見つけてここを本日の幕場と決定した。

横目に穂高の山々が見える。

本来ならば、あくる日の朝から山頂アタックの予定だったが、
あまりの天気の良さに今日中に山頂を踏み、幕場に戻ってくるプランに変更することにした。

そうと決まれば再び山頂を目指し高度を上げていく。

下り部分が一つもなく、登りっぱなし。足も疲労がでてきている。
ヒーヒー言いながらやっと2500m付近まで到達し、森林限界まで出た。

森林限界以降は山頂まで距離はそれほど遠くは無い。
しかし、ナイフリッジ、雪稜もありなかなか気を抜くことができない箇所が続く。

雪陵を越えたところで、焼岳をバックに1枚!
5年前に味わえなかった瞬間だ。

ハイライトの雪陵を越えると、広尾根に出る。

ここから地味に山頂まで長い(笑)偽ピークを越えて行く。

眼下には梓川が見えていた。

ようやくのトップへ。5年前に見ることのできなかった景色が目の前に広がっている。

急登を越えてきた後のまさに文字通り雲外蒼天であった。
時間はかかったが当日アタックにして良かった。

名残惜しい中、下山開始。危ない場所はロープを出して対応。
懸垂準備時でも、遠く乗鞍、御岳、笠ヶ岳などの景色に心奪われる。

無事に幕場まで戻ってきて、パートナーとお疲れの言葉を交わし、楽しみにしていた日本酒で喉を潤した。

最高に美味い(笑)
幕場に到着した時、ふと横を見ると穂高の山々がアーベントロートにより真っ赤に染まっていた。

■1/9
朝起きると予報通り天気は下り坂になっている。ガスが立ち込める中、早々に下山。
温泉にて2日間の汗を流してから家路についた。

今回は5年前の時のリベンジと思っていたが、おつりが来る程の景色が見ることができ、
まさにTHE DAYの1日となった。次はどこの山を登ろうかな。

 

今回樹林帯の急登で結構汗をかいたが、メリノスピンサーモフーディを着用していたおかげで、ムレを感じにくく、肌面がとても快適だった。
稜線で風が吹いた時には、メリノスピンバラクラバの上からフーディを重ねることにより、冷えを防ぐ事も出来た。
厳冬期から残雪のアルプスまでも重宝出来る1品だ。

メリノスピン®サーモフーディー

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