~2023春夏新商品「フラッドラッシュ®」開発STORY~
finetrack創業とともに誕生し、今や沢登り・SUP・カヤックなどウォータースポーツの定番アイテムともいえる「フラッドラッシュ®」が2023年春リニューアル!耐久撥水性・保温性はそのままに、より長く、より快適に使えるようにデザインを一新。さらに、待望の防臭抗菌機能も追加しました。その開発背景をお届けします!
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フラッドラッシュ®は、創業当時からファイントラックと共に歩んできたシリーズの一つです。
アクティブにずぶ濡れになっても、撥水性で水を肌から遠ざけるために冷えにくく、陸に上がれば、水切れの良さと蒸れにくさを備えた軽くて動きやすい快適なウォータースポーツウエアを目指して開発されたフラッドラッシュ®は、今では「沢登りをするならファイントラック」とブランドを象徴するようなシリーズになりました。
そんなフラッドラッシュ®を、今回「快適性」と「長く使えること」をテーマにリニューアルをしています。
「快適性」でフォーカスしたのは、「ニオイにくさ」の向上です。
もともと、生地全体に高レベルの耐久撥水が施されており、ニオイの発生原因である菌や汗・皮脂を遠ざけることでニオイを抑制し、かつ、消臭効果のあるポリウレタン糸も採用しているため、一般的なウォータ―ウエアと比べニオイにくいという特長はありました。
ただ、「連日の着用や多量に汗をかいたシーンでは、やはり隠し切れないニオイが気になる。」そんなスタッフの実体験から、より快適性を向上すべく、ニオイの原因となる菌の抑制率が99.9%以上(※)という優れた抗菌防臭加工を生地に付与しました。
※全ての菌を抑制するわけではありません。
さらに、100回の洗濯でも高いレベルの抗菌防臭効果を維持できる洗濯耐久性も備えています。
沢登りをはじめとするウォーターアクティビティは、予想以上にギアや岩との摩擦が多く、ウエアが損傷しやすいといえます。
カスタマーサービスへは時折、糸切れの発生や生地破れ等の修理依頼が寄せられていました。そのため、今回のリニューアルでは「より長く使えること」を意識し、縫製ラインをメインとしたデザイン面の改良を行っています。
修理依頼で届くお客様のウエアや、またスタッフたちが長年酷使したフラッドラッシュ®を集め、どこにどんな損傷がみられるのか分析を行いました。
その結果、トップス・ボトムスともに摩擦しやすい箇所からあえて縫製ラインを逃がし、かつスタイルをすっきり見せられるようデザイン面の見直しを行っています。
トップスは特に脇線、腕回りのラインの変更。
沢登りやパドリングなどの動きに合わせたパターンとストレッチ性で高い動作性を実現
ボトムスはよりシンプルなラインで動きやすさを損なわない立体的なデザイン線やフィット感に優れストレスの少ないウエストの仕様にブラッシュアップしています。
摩耗しにくく、かつ動きやすい位置に縫製ラインを配置
フラットシーマを採⽤することで、濡れた際の肌⾯へのストレスを軽減
また、旧アイテム「ニーガートタイツ」は、補強部分を膝から脛まで広くカバーする「レッグガードタイツ」へと進化しています。
岩などとの接触の多い膝から脛にかけては耐摩耗性を向上させるパネルを配置
フラッドラッシュ®を長くご愛用いただいている皆さまにも、また初めて手に取っていただける方にも、さらに着心地の良くなったフラッドラッシュ®でぜひ沢山のウォーターアクティビティを快適に楽しんでいただきたいと願っています。
(finetrackスタッフ 田中/森田)
あらゆるウォータースポーツを⼒強くサポートする耐久撥⽔性能のパイオニアといえる定番モデル。アクティブにずぶ濡れになっても温かく、陸に上がれば、⽔切れがよく軽くて動きやすい快適なウォータースポーツウエアです。