DRY LAYERING ドライを重ねる 5レイヤリング

投稿者: 山下 良太 ■撮影:山下・中山・大森・山本・岡嶋

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スタッフの遊び記録
ACTIVITIES

2023年卯年。「兎」の付く山に登ろう!とスタッフが集まった。登山だけではもったいない。せっかく登るなら沢登り。源流釣りを織り交ぜた贅沢な山行の始まりだ!

■アクティビティ日:2023年6月10日~2023年6月11日

干支登山と一言で言っても、「午」や「酉」の付く山は多いけれど、「卯」は少ない。
今回は、石川県と福井県にまたがる両白山地の一座、赤兎山を目指して神戸を発った。

西俣谷川と中俣谷川の出合いから中俣谷川(ワサビ谷)へ入渓。


シダに囲まれた森を歩く

午前中は短い梅雨の晴れ間で、優しい朝の光が射し込む。思わず、綺麗だなぁと声が漏れる瞬間だ。


沢に出たー!


水が綺麗!

何度か巻き道で堰堤を越えると渓相に変化が出てきた。


巻き道をゆく

水を浴びながら気持ちよく登る。


浸かると気持ちイイ!

頭上注意!

ずんずん進む!

今晩の酒のあてはイワナ。
絶対に釣る!と意気込んでテンカラ竿を取り出す。



竿を振って振って振りまくる

小滝を巻いて、静かに忍足で落口へ。
水の流れを読んでキャスティング。
毛針が流れて水中に入った瞬間、ヒット!釣れたー!!

よっしゃー!ニッコウイワナGET!

そんな調子で、良さそうなスポットがあれば竿を振りながら遡行を続け、なんとか酒のあてになる程度のイワナを釣ることができた。

源流釣りと水遊びの楽しさについつい時間を忘れてしまい、予定していた裏赤兎山へ詰め切るにはタイムオーバーとなってしまった。


楽しい水遊び

ルートを変更して、枝沢から1323mの登山道へ復帰することにしたが、初っ端から10m程の滝に行手を阻まれる。
登れそうになく、泥付き草付きの滑りやすい斜面を高巻き。ここはロープを出して安全に通過する。



高巻きは慎重に

いくつか小滝を登ると沢筋が細くなってきた。
両岸に手が届く幅になった枝沢をぐんぐん詰める。
しばらくすると、木々の間から白山がちらっと見えて空が広がってきた。
そろそろ尾根に出るかな?と思った矢先、濃い藪に包まれてしまった。
支尾根に沿ってヘビーな藪漕ぎが始まる。


ヤブ漕ぎ開始!

汗だくになりながら登山道に合流し、そこからさらに200m登って裏赤兎山へ。


干支のビールと記念撮影。いつの間にか穴が開いて中身はカラ(笑)

さぁ避難小屋は目と鼻の先と思ったのも束の間。一旦コルへ下って登り返し。最後の登りだ。
辺りは暗くなりつつある。天候は下り坂で空は厚い雲に覆われ始めた。遠方の雲が夕日に照らされ赤く染まる。

急登を登りきり笹の稜線を抜けて、どうにか暗くなる前に避難小屋に到着した。


最後の登り。風が吹いて笹が揺らぐ

一息ついたらお待ちかねの夕食だ。イワナは素揚げと味噌汁にしていただく。
お腹いっぱいになると、みんな遊び疲れているので泥のように眠った。




翌日はあいにくの雨。


雨の中歩くのも悪くない

目的の赤兎山山頂を踏んで雨の樹林帯をゆっくりと下山した。


これにて山行終了!下山に使った林道は西俣谷川と並走しているが、こちら側は禁漁区となっている。

日本の夏を遊ぶ。
沢登りの楽しさが詰まった記憶に残る山行でした!

 

遊びのMVPアイテム

フラッドラッシュ®ジップネック&タイツ

沢登りの制服といえばフラッドラッシュ®
登山道は初夏の暑さだが、沢の水はとても冷たい。フラッドラッシュ®は、そんな沢の中で水の侵入を抑えてくれて温かい。ドライレイヤー®と合わせるとさらに肌の濡れが抑えられて快適。通気性もあって、今回の源流釣りの様な釣って進んでのストップ&ゴーが多い状況で大活躍!

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ストームゴージュアルパインパンツ

ポリエステル100%で速乾性が高く、肌やフラッドラッシュ®タイツへの張り付きが少ない。ゆとりのあるシルエットでフラッドラッシュ®タイツを穿いても窮屈ではなく、ストレッチ性も高いため登攀しやすい。両腿にある大きめのポケットはハーネスと干渉せず、スムーズに遡行図やギアの出し入れができる。沢登りにオススメのパンツです!

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