~2024春夏新商品「ドラウトタフ」開発STORY~
finetrack史上最高強度を誇るベースレイヤー「ドラウト®タフ」が2024年春リニューアル!
クライミングといったハードアクティビティに対応する強度はそのままに、より幅広いシーンで使いやすいデザインと落ち着いたカラーリングになりました。
その開発背景をお届けします!
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2019年の発売以来、クライミングやバリエーション登山など、ハードなアクティビティで支持されてきた「ドラウト®タフ」は、やや薄手ながら、十分な耐久性を実現したベースレイヤーです。
通常、生地の耐久性を上げるためには、糸を太くする、生地組織をフラットにするなどの手法が取られますが、それは生地重量の増加や、吸水速乾性の低下を招きます。
そこで、軽量性・吸水速乾性を損なわずに強度を実現するために、糸と生地構造に解決策を求めたのがドラウト®タフです。
生地表面を均一にし、強度を上げるためにもこだわったと語るマテリアル開発課・田中
糸は、ポリエステルよりも強度に優れたナイロンを採用。吸水性を高めるために細い繊維を使用しながら、引っ掛かりの原因となる毛羽やループを極限まで抑える撚り加工を糸に施すことで生地表面の均一性・緻密性を高めています。
これによってドラウト®タフは藪や岩肌などにも引っ掛かりにくい、耐スナッグ性に優れた生地となっているのです。
フィールドで実感する生地強度そのタフさは週末ごとにウエアを酷使するファイントラック社員たちのお墨付き。
(写真左)普段クライミングを行う中でのドラウト®タフの使用感について語る商品開発課・相川
クライミングやバリエーション登山でドラウト®タフをよく使用する相川はこう言います。
「過酷なルートで難所の突破を目指すようなシーンでは、全身のフリクションを利用して攀じることも少なくありません。そんなときでもドラウト®タフは破れたりピリング(毛玉になる)しにくく、ベースレイヤーとしての強度をひしひしと実感します。ときにはウエアは傷ついていないのに自分の肌はすりむけているようなこともあり、仲間と笑い合ったりしています」。
前作の「ドラウト®タフ」を着用しクライミングをする相川
今回は、そんな強さを持つドラウト®タフをより多くの人に使っていただけるリニューアルを目指しました。
ハードな山行で活躍するタフさや動きやすさはそのままに、切り替えや襟の形状など、汎用性を高めています。
肩周りは動きやすく、岩と擦れて縫い目が損傷しにくいように縫製パターンを工夫した語る商品開発課・夏見。
見るからに「強そう」なルックスではなく、シーンを選ばず着用できるベーシックなデザインが良い、というような方にもぜひご活用いただきたいと思います!
(finetrackスタッフ 田中・夏見・相川)
強度に優れたナイロンを採用し抜群の耐久性と吸汗速乾性を実現。アルパインクライミングなどハードなアクティビティに最適なベースレイヤーです。