~2024春夏新商品「ラミースピン®ソックス」開発STORY~
クール&ドライに優れた「ラミースピン®ソックス」が2024年春リニューアル!
苧麻(ラミー)×ポリエステルのハイブリッド素材により、春夏シーズンに必要な蒸れにくさ、クーリング性能はそのままに、パイルやサポート機能の配置、足口の仕様などを再設計し快適性をさらに向上させました。
また新たに、トレッキングなどに使いやすい「ラミースピン®ソックスアルパインレギュラー」がラインナップに加わりました!
その開発背景をお届けします!
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季節やアクティビティによって、ソックスに求める機能は少しずつ異なります。寒い時期であれば、保温性、調湿性、そして強度。
では、暑い時期の登山は? ランは? 自転車は?
そんな風に求める機能から逆算して開発したのが、天然ラミー(苧麻)とポリエステル繊維を複合した高性能糸を用いたラミースピン®ソックスです。
左から順に最初の試作品から完成に近づいていく。一番右が完成した「ラミースピン®ソックスアルパインレギュラー」。
今回のリニューアルでは、強度、速乾性、クーリング性を兼ね備えたラミースピン®糸はそのままに、遊び手として本当に使いたいソックスは何かを追求し、ラインナップ再構築と糸の特性をさらに生かす編み構造やサイジングの再考をおこないました。
暖かい時期に長く歩く登山で使いたいソックスはどのようなものか?
そこから新ラインナップとして生まれたのが「ラミースピン®ソックスアルパインレギュラー」です。
試作サンプルでは、沢と残雪の南アルプスにて7泊8日間履き続け、その時の使用感から細部を調整しています。
試作サンプルをフィールドテストした南アルプス・大井川での山行の様子
その後もフィールドテストを重ね、山で使える機能と形を妥協なく求めました。
丈はハイカットの登山靴に合わせ、摩擦が激しい箇所はナイロン糸で補強。
フィット感と涼しさのバランスを探るために糸の編み方など工夫を凝らした。
衝撃吸収性が必要な足裏部やスネ部にはパイルを入れる一方、その他は編み方を変えることで通気性やクーリング性を最大化し、夏の登山でのシューズ内の快適を支えるアイテムとなっています。
Y字縫製による踵ホールド形状と、足首のサポートゴムによって、特に踵回りのフィット感を高めている。
クルー・アンクル丈については仕様をイチから見直しました。
右からアンクル、クルー、アルパインレギュラー
時には渡渉や雨の中を走り続けることもあるランや自転車などでは、ドロドロになっても履き続けられる快適性が求められます。
今回は前作が持つ薄さはそのままに、フィット感と耐久性を向上させることで、その快適性を実現しました。
フィット感は仕様の見直しによって最適化。耐久性については、穴が開くまで何年も履き続けた代表・金山洋太郎のソックスを参考に、強度の必要な部分を分析。ナイロン糸の補強を効果的に足裏へ追加しました。
(写真右)毎週のように自転車で履き続けたという金山の旧ラミースピン®ソックス。指の付け根辺りだけ擦れているのが分かる。
遊び手の目線で使い倒せるソックスを模索して創り上げた新ラミースピン®ソックス。みなさんのアクティビティにもぜひご活用ください。
(finetrackスタッフ 衣川)