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【終了しました】【2024/9/22(日)】山岳カメラマンが なぜ「安達太良・吾妻自然センター」をつくったのか

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日本に34箇所ある国立公園のうち、面積が2番目に広い「磐梯朝日国立公園」。
その福島県域「磐梯吾妻・猪苗代地域」に地域振興、文化継承、環境保全をベースに考えられた
新たなロングトレイル:『磐梯・吾妻・安達太良ボルケーノトレイル®︎』が生まれ、
その取り組みが注目を集めはじめています。

今回は、そのロングトレイルのプロデューサー、そしてこのエリア初の民間運営型のビジターセンターである
「安達太良・吾妻 自然センター」の代表、一瀬圭介氏を講師としてお迎えし、
現在取り組まれている様々なプロジェクトに関するお話を伺います。

また講師は、日本アルプスを縦断するTJAR(トランス・ジャパン・アルプスレース)や、
「NHK・グレートレース」をはじめとする山岳アドベンチャー番組の撮影を手がけるカメラマンであり、
また自らもアスリートとして数百キロに及ぶウルトラサイクリングレースに出場するなど、
国内外のアドベンチャーレースに身を置き、それを伝える活動も行われてきました。

そのような経験が、どのようなカタチで磐梯吾妻・猪苗代地域に還元され、
国立公園の価値や魅力をどのように発信し、そして次の世代に引き継ごうとしているのか。
安達太良・吾妻エリアへ行ったことがある方にも新たな発見があり、
もう一度行ってみたくなる時間になること間違いありません。

ロングトレイルや山歩きをされる方も、自転車旅に興味のある方も、
そして地域創りに興味のある方もぜひこの機会にご参加ください。お待ちしております。


・開催日時:2024年9月22日(日) 16:00~18:00 途中休憩あり
・定員:25名 
・開催場所:TOKYO BASE 2階店舗内
・講師:安達太良・吾妻 自然センター 代表 / 一瀬圭介 氏
・参加費:無料(安達太良・吾妻 自然センターより参加者全員へプレゼントあり)
・ご予約:詳細情報にある「イベントに参加する!」よりご予約ください。

 

安達太良山や吾妻(一切経山)は、磐梯朝日国立公園の南東部に位置し、登山地図アプリの東北で最も登られている山ランキングで上位を占める山域です。登山・ハイキング・トレイルランニングなど様々なアクティビティが行われている一方で、登山道の荒廃は進行し、首都圏からのアクセスも良いことから地域経済への貢献度も限定的であることが将来にわたっての課題にもなっています。

そこでその地域に根差し2023年より具体的なプロジェクトに着手したのが福島県二本松市の岳温泉に拠点を置く「安達太良・吾妻 自然センター」。活用と保全の割合を50:50にすることをブランドプロミスとして立ち上がった民間運営のビジターセンターです。

地域創生のためのロングトレイルづくりから、登山道の環境保全、そしてトレイルランニング、ハイキング、キャンプなどイベントなどに至るまで、地域振興、文化継承、環境保全をベースに考えられた一貫したコンセプトを掲げ、具体的な取り組みとしてプロデュースを行なっているセンター代表、一瀬氏を迎え、現在のこと、そしてこれからのビジョンや取り組みについてお話しを伺います。

 

 

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<トークイベント概要>

・安達太良・吾妻 自然センター(ビジターセンター運営)
・磐梯・吾妻・安達太良ボルケーノトレイル®︎(ロングトレイルづくり)
・BIKE HIKE FUKUSHIMA(グラベルサイクリング)
・VOLCANO TRAIL JOURNEY(レースイベント)

安達太良・吾妻 自然センター

福島県二本松市岳温泉に拠点を置く、民間運営のビジターセンター。安達太良山から一切経山にかけての東吾妻エリアを中心に、国立公園やその自然由来の文化などについて幅広く情報を集積し、次の世代に継承するための取り組みの一環としてガイドツアーなども開催し、国内外からの来訪者に対応している。また、国立公園の環境保全などについても、行政と共に具体的な施策に取り組みはじめ、登山道整備や携帯トイレブースの設計から維持管理まで、その持続可能性を含めたサイクルの実現に向けた実証に取り組んでいる。同センターでは、ここを訪れる方々とのFace to Faceコミュニケーションも重視しており、2024年夏にビジターセンター内に宿泊できる山小屋スペース「BIKE HIKE SLEEP」も開設。会員制とすることによって、繰り返しこの土地や人に触れるきっかけを作り、環境保全などを含むエコサイクルを自然の受益者みんなで回していく取り組みにもなっていく。

磐梯・吾妻・安達太良ボルケーノトレイル®︎

いずれも日本百名山であり、そして活火山でもある「磐梯」「吾妻」「安達太良」の3つの山域、そして「猪苗代湖」や「桧原湖」をはじめとする火山に関連する湖沼群が広がる「磐梯朝日国立公園」の福島県域をつなぐロングトレイル=『磐梯・吾妻・安達太良ボルケーノトレイル®︎』。その構想は5年前ほど前に、安達太良・吾妻自然センター代表の一瀬氏と福島県が取り組みはじめ、2023年にその全体の東端エリアのルート「Azuma to Adatara(ATA)ルート」のトレイルマップをリリース。国立公園内を歩くルートはもちろんのこと、国立公園から流れ出る水や温泉などにもフォーカスし、地域の農業や酒造などとの関係性や古くから続く温泉文化や盆栽文化などにも触れるVOLCANO TRAIL TOURも展開しはじめている。

 

BIKE HIKE FUKUSHIMA

国立公園の自然やそこに根付いた文化などに触れるには、登山道を歩くだけでは伝わり切らないという考えのもと、土地の「断面を捉え、地勢を愉しむ」ための取り組みとしてグラベルサイクリング(自転車)と山歩きを組み合わせた、自然循環を感じるためのガストロノミー・ツーリング=『BIKE HIKE FUKUSHIMA(バイクハイク・ふくしま)』。国立公園内はもちろんのこと、磐梯朝日国立公園に降った雪がどのように大地を流れて海に注ぎ、海産物となって戻ってくるのかなど、阿武隈川や福島県の浜通りエリアのルート開発を含めプロジェクトが始動している。2024年より具体的なツアープログラムも開催。これから自転車を使った旅を始めたい人向けのバイクパッキング体験など初心者向けの体験イベントから、数泊しながら地域を巡る旅型イベントまで実施する。

VOLCANO TRAIL JOURNEY

磐梯・吾妻・安達太良ボルケーノトレイル®︎ の魅力を国内外のより多くの方々に味わっていただくための施策の一つとして「火山旅」をテーマに3年前から開催しているレースイベント型のトレイルランニングやハイキングイベント=『VOLCANO TRAIL JOURNEY(ボルケーノトレイル・ジャーニー)』。多くの参加者を集めるスポーツ型イベントではなく、安達太良・吾妻自然センターが考える山旅型のイベントを目指しており、参加者同士の顔が見え、コミュニケーションが生まれる場の提供を行なっている。トレイルランニングレースの翌日に登山道整備を含めた学びの場を提供したり、チェックポイント以外のルートを事前調査を含む計画段階からスタートするオリエンテーリング要素を含むハイキングを行ったりと、全てが準備された受動的なものではなく自発性を促す施策を取り込むことによって、そこにある「本質」を感じながら「旅」としての楽しみを多くの人に味わっていただきたいと考えている。

 

 

 

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【講師紹介】

一瀬圭介氏(安達太良・吾妻 自然センター)

プロフィール

2021年に福島県二本松市岳温泉に拠点を移し、磐梯朝日国立公園の活用と保全を軸としたロングトレイル「磐梯・吾妻・安達太良ボルケーノトレイル®」の設計など、地域振興、文化継承、環境保全をベースにしたプロデュースを行なっている。その一環として、「安達太良・吾妻 自然センター (Adatara Azuma Nature Center)」を開設し、同エリアの情報発信やガイドツアー、宿泊施設の提供のほか、トレイル整備や携帯トイレブースの設計管理など環境保全活動も主導。従来より山岳地域におけるアドベンチャーレース等の並走カメラマンとして国内外のレースに帯同し、テレビ番組等の映像制作にも携わっており、その経験や見識などを自然センターの活動にも還元し、各種プロジェクトの推進を行なっている。

・安達太良・吾妻 自然センター WEBサイト

https://adatara.jp

・安達太良・吾妻 自然センター Instagram

https://www.instagram.com/adatara_nc

 

 

 

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