DRY LAYERING ドライを重ねる 5レイヤリング

~2025春夏新商品「にほんのいろTシャツ」開発STORY~
ありのままの自然や日常を楽しむためのファイントラックならではのTシャツが誕生。
今までの「ベースレイヤー」としてのTシャツとは一味違う「にほんのいろTシャツ」。
様々なフィールドや日々の暮らしの中でも「つい着たくなる」デザインに込められた秘密や、選び抜かれた機能性の背景をご紹介します。
その開発の裏側をぜひお楽しみください!

目次

  1. 日本の自然に親しむファイントラックならではのTシャツを
  2. シンプルなTシャツならではの「着やすさ」を追求
  3. ベンベルグ®+半永久吸汗、ポリエステルが生み出す快適性

日本の自然に親しむファイントラックならではのTシャツを

日本の豊かな自然を、さまざまな遊びを通じて楽しむ。アウトドアを愛する皆さまは、きっとそんな遊び手なのではないでしょうか。そんな日本の四季や風景を日常生活でも感じたい。そう考えて開発したのが「にほんのいろTシャツ」です。


手前から、常磐(ときわ)、銀(しろがね)、雪白(ゆきしろ)、紺碧(こんぺき)、梔子(くちなし)、紅樺(べにかば)の全6色展開

夏の様々なフィールドに加えて、日々の暮らしの中でも「つい着たくなる」。そんなふうに気軽に着ていただくことをコンセプトに、色やディテールにこだわりながら機能性もしっかりと備えることで、日本の自然に親しむファイントラックならではの1枚に仕上げました。

シンプルなTシャツならではの「着やすさ」を追求

もちろんファイントラック商品にはもともとTシャツもあります。でもそれはアウトドアの挑戦を安全に果たすための装備「ベースレイヤー」として設計したもの。対してにほんのいろTシャツはあえて日常でリラックスして着る“ただのTシャツ”に挑戦したいと考えました。そのため、着用するフィールドとして想定したのは藪を漕ぎ岩を攀じるようなバリエーション山行ではなく、気軽に行ける登山やハイキング、サイクリング、釣りなど。

だから従来のベースレイヤーに取り入れていた設計思想のうち、あえて省いたものがあります。具体的には、以下の要素を省きました。

• アクロバティックな腕上げに追従する肩回りのギミック
• 重たいザックを背負っても干渉しにくい位置での肩の縫い代
• ドライレイヤリングの効果をより高めるための身体にフィットするサイジング


肩回りのパターンやサイズ感を調整

その代わり、日常でも着やすいTシャツとして洗練されたサイズ・デザインを目指しました。例えばアームホールの大きさ。ここが大きいと腕上げ時に裾が持ち上がってしまうため、ベースレイヤーであればずり上がり軽減のためにマチをつけます。しかし今回は登攀を意識しないので多少のずり上がりはOKと判断。大きめのアームホールでゆったりシルエットになるよう調整するなど、機能の取捨選択をしています。

ベンベルグ®+半永久吸汗、ポリエステルが生み出す快適性

一方で、遊び手が本気で創るTシャツとして吸汗性などの機能は持たせたい。様々な試行錯誤の上、調湿性と肌触りのよさが特徴の繊維「ベンベルグ®(キュプラ)」※と、特殊な改質を施した「半永久吸水ポリエステル」を交編したファイントラック独自素材にたどり着きました。生地組織と糸使いを工夫することで高い速乾性と調湿性を実現。肌なじみのよいコットンライクな風合いとしなやかな着心地ながら、濡らしても速く乾く、繰り返しの着用でも型くずれしにくい、などアウトドアウエアとしての機能性も充分に備えています。


「ベンベルグ®」と「半永久吸水ポリエステル」を交編することで、速乾性と調湿性を兼ね備えた、着心地の良いTシャツに仕上がりました。

日常や、肩の力を抜いて過ごすフィールドで。気楽さと機能性のバランスを調整するためのデザインと生地開発の末に出来上がったのが、シンプルに着られるゆったりシルエットのにほんのいろT。ありのままの自然や日常を楽しむための1枚です。

※ベンベルグ®は旭化成株式会社の商標です。

(finetrackスタッフ 田中・夏見)

従来のベースレイヤーとは異なるパターンの採用や、素材や生地組織を工夫することで高い速乾性と調湿性を実現し、フィールドでも日常でも「つい着たくなる」Tシャツに仕上がりました。

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