DRY LAYERING ドライを重ねる 5レイヤリング

沢登り・キャニオニング

10/202017

漏斗谷・北又谷キャニオニング

ご存知の方も多いと思うが、「沢登り」は日本の文化だ。海外ではもっぱら、沢を下る「キャニオニング」が主流である。
海外の沢を見て来るとよくわかるが、日本の沢のほとんどは、どこかに登るための弱点を残してくれていることが多い。
そんな日本の沢で遊ぶものとしては、「登る」ことにはこだわり続けたい。
しかし、沢登りではどうしてもアクセスできない未踏個所が存在するのも事実。

黒部川黒薙川支流の漏斗谷はそんな谷の一つだ。標高差1500mほどを一気に落としながら、水量豊富な長いゴルジュがあり、登りではまとめて大きく高巻くしかないポイントがいくつもある。
下ることに特化し、水流への対処も想定したキャニオニングの技術は、そんなゴルジュの突破手段としては非常に有効だろう。一つの手段にこだわらず、「登り」と「下り」どちらの技術も柔軟に使うことで、これまでアクセスできなかった場所に、たどり着けるのではないか。
今回、あえて水量の多そうなタイミングにこのゴルジュの完全解明を狙って、2泊3日で漏斗谷~北又谷の継続のキャニオニングを試みた。

【遡行日】2017年9月22日~25日...

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投稿者: 相川 創

ACTIVITIES

11/202016

台湾・三桟南渓遡行

自身4度目の台湾遡行。
ターゲットに選んだのは三桟南溪。19年前に海外遡行同人パーティによって遡行されており、未登ではない。ただ、今回のメンバーは、私以外の日本メンバーは台湾は初めて。未登・既登にはこだわらず、飛び切りきれいで面白いところに行こう!という観点で選ぶことにした。もっとも、未登にこだわると、エグイところか、支流しか、なかなか残っていないのだけれど。

この溪、台湾最大、いや世界的にも屈指と言っていい渓谷、太魯閣の一本南に位置し、流域の大部分が石灰岩・大理石地帯にすっぽりと入っている。非常に美しく、複雑に侵食された、しかも突破系のゴルジュがあるというではないか。これは間違いなく、面白いはず!...

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投稿者: 相川 創

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8/142016

上越・五十沢本流遡行(2合目取水堰堤~)

■コース日程: 2016/08/11-08/14
上越・巻機山北面 五十沢(いかざわ)本流は、徹底的にえぐられた花崗岩ゴルジュの沢。
花崗岩が、どうしてこんなに複雑に侵食されるのだろう、と思うほど深く・狭く浸食され、非常に美しくて、非常に容赦のない沢であった。

実はこの沢を訪れるのは3回目。一回目は、取水口上の中部ゴルジュの入り口にある直線水路を越えることができずに敗退。2回目は、入り口で瀑流を見てやめた。わかっていたのは、この沢は水量が多くては全く勝負にならないということ。

今年は例年にないほど雪渓が消えるのが速く、水量が少ないことが期待された。水の少ない9月が適期とは思うが、水の温さも考えたら、今年の8月はチャンスではないか。そう考えて、3度目の正直で、再び五十沢に向かうことになった。

■コース日程:
8/11:2合目取水堰堤で減水待ち
8/12:2合目取水堰堤(7:20)-大窪沢出合(12:30)-本谷沢(巻機沢)出合(15:30)
8/13:本谷沢出合(6:45)-下カケズ沢出合(14:30)
8/14:下カケズ沢出合(14:30)-永松沢出合(11:20)-三石山・永松山間稜線(15:50)-牛ヶ岳(18:40)-2合目取水堰堤(22:50)-登山口(23:50)...

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投稿者: 相川 創

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9/232015

女子沢登り! 南会津丸山岳 大幽西ノ沢遡行、東の沢下降

■コース日程: 2015/09/20-23
■コース概要: 南会津 大幽沢 西ノ沢遡行、丸山岳、東ノ沢下降
「マイナー12名山」とも言われる、南会津の「丸山岳」。登山道がない山のため、沢登りなどでしか登ることができない山。
東ノ沢なら難所もほとんどなく、簡単に遡行できるらしいけれど、今回のパートナーは「ゴル女」こと「ゴルジュ好き女子」。東ノ沢では物足りない!と、ゴルジュの連続する西ノ沢からの遡行を計画したところに、誰もいない山頂の草原と池糖の美しい景色の写真に釣られて、のこのことついていってしまいました。...

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投稿者: 岩井 茉莉子

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