ポリゴンネストをご検討・ご使用のお客様へ - ポリゴンネストの使用温度域試験について
2018年11月02日 重要
2018年秋冬~リニューアル販売する秋冬用ポリゴンネスト(オレンジ、レッド)につきまして、使用温度域の目安となる試験データの取得方法を一新し、国際基準のヨーロピアンノーム(EN ISO 23537-1:2016)を採用いたしました。
これにより、廃盤品の秋冬用ポリゴンネスト(9×6、12×8、16×12 / 2013年秋冬~2016年秋冬販売)とは、使用温度域の表示方法が異なっております。新旧の試験データ取得方法の違いなどをご説明いたします。
試験方法変更の理由
これまで独自基準による自社試験を採用していましたが、2016年、ヨーロピアンノームがISO(国際標準化機構)規格として世界標準化されたため、その基準に合わせることがお客様の選択利便性につながると判断しました。
新旧の試験方法の違い
サーマルマネキンを使用して実際のスリーピングバッグに入った状態で、失われる熱量と発生する熱量(代謝量)が均衡する外気温を算出する、という基本的な考えは変わりません。
大きく異なる点は、「サーマルマネキンに着用させている衣類」が異なることです。finetrack自社試験方法はシーズンに合わせてウエアをレイヤリングさせていたのに対し、ヨーロピアンノームでは薄いアンダーウエアを着用させて試験を実施しています。また、細かな違いとしては、ヨーロピアンノームではスリーピングバッグの中で寒さを抑える姿勢を取る効果(T-limitおよびT-extreme)などを考慮していますが、finetrack自社試験方法ではそこまで考慮しない代わりに、ヨーロピアンノームよりも若干高めの基礎代謝量の値を採用しています。
※基礎代謝量が多いことは使用可能温度を引き下げる方向に影響を与えます。
(旧)自社試験 | (新)ヨーロピアンノーム試験 | |
試験方法 | サーマルマネキン法 | サーマルマネキン法 |
マネキン衣類 |
シーズンに合わせた標準的な着込み方 ※秋冬用の9×6、12×8、16×12は以下のレイヤリング <トップス>アクティブスキンロングスリーブ+メリノスピンサーモフーディ+ドラウトレイジャケット+ドラウトポリゴン3フーディ |
<トップス> ロングアンダーシャツ2枚 <ボトムス> ロングアンダーパンツ2枚 <靴下> 靴下 <ヘッドカバー> マスク |
試験場所 | 国内の第三者試験機関 | 海外(香港)の第三者試験機関 |