DRY LAYERING ドライを重ねる 5レイヤリング
写真:ポリゴンネスト使用シーンイメージ
写真:ポリゴンネスト商品イメージ

濡れを恐れない
スリーピングバッグ

自社開発による世界初・シート状立体保温素材ファインポリゴン®を採用した。「濡れ」に強く、あらゆる状況下において温かさを保ち、フィールドにおける本当の使いやすさにこだわっています。

アクティビティ 登山/クライミング/沢登り/オールラウンド
ファインポリゴン
  • 濡れに
    強い
  • 速乾
  • コンパクト

特長features

ファインポリゴンイメージ

水濡れに強く、乾きが速い

ファイントラックのスリーピングバッグに採用している保温素材は、世界初のシート状立体保温素材「ファインポリゴン®」です。
ファインポリゴン®の素材自体がほとんど水を保水せず、またシート状立体構造のため、たとえ水が浸入しても水を抱きにくく、濡れた状態でも保温性の低下を抑えられます(含水率試験データ)。
さらに、ダウンや化繊ワタなど従来の保温素材に比べ、圧倒的に早く乾き(乾燥試験データ)濡れた状態からでも短時間で本来の保温力を回復。

含水率試験データ

含水率試験グラフ

ファインポリゴン®は24%程度の含水率と優れた水分抜けを示したのに対し、高品質ダウンの含水率は60%、化繊綿は40%となった。十分に水に含浸させた後、遠心脱水を30秒かけた後の含水率を測定。

乾燥試験データ

乾燥試験グラフ

各保温素材を湿潤させて2分間の脱水後、20℃/湿度 65%/無風の室内にて乾燥させ、ほぼ乾燥したと言える含水率5%(素材が本来含んでいる水分は除く)に達する時間を計測。

使用に伴う「保温力損失」が小さい

スリーピングバッグの保温力は使用時の発汗や寝返り、結露等によって低下していきます。finetrackでは1~2泊の就寝時の「発汗によるスリーピングバッグの濡れ」による性能低下の度合いを「保温力損失」とし、実際の使用を想定した保温力の検証を行っています。ポリゴンネスト®は連続使用でも保温力の損失が小さいことが特長です

保温力損失の比較図

保温力損失の比較

-5℃の環境下において、アンダーウエアを2枚身に着けた発汗サーマルマネキンを使用。
8時間かけて400㏄の水を発汗させながら、1時間毎に一回、寝返りを想定して体位を変更、8時間後の保温性の低下を測定した。

※1 ポリゴンネスト®オレンジ
※2 ポリゴンネスト®オレンジと同等のクロー値(保温性を表す単位)を持った650フィルパワーのダウンスリーピングバッグ

コールドスポットがないから温かい

コールドスポットとは、スリーピングバッグの構造によって保温材や断熱材の防寒性能が低下する箇所です。

ポリゴンネスト®
ブルーUL グリーン

ポリゴンネスト ブルーUL グリーン

ファインポリゴン®は偏りを抑える縫製個所を最小限にできるため、コールドスポットが非常に少ない。


イエロー オレンジ レッド

ポリゴンネスト イエロー オレンジ レッド

さらに上位モデルでは、表側と裏側で縫い目をずらすフローティングレイヤー構造を採用しており、コールドスポットが発生しない。

一般的な
スリーピングバッグ

一般的なスリーピングバッグ

ダウン等の保温素材は偏りを防ぐために細かなボックス構造にする必要があり、その縫い目にコールドスポットが発生してしまう。

こだわりのディテールdetail

  • 1 素早い開閉を可能にするマグネット式のフラップ
  • 2 フラップごと左右に引くだけで開閉可能なファスナー
  • 3 ファスナーからの冷気の抜けを防ぐドラフトチューブ
  • 4 首回りの保温性を向上させるショルダーウォーマー
  • 5 効果的に保温を維持するふくらみのあるボトムス
  • 6 足元に吊り干し用のループを装備

【製品と対応するディテール】

ブルーUL
5 6
グリーン
1 2 5 6
イエロー
1 2 4 5 6
オレンジ レッド
1 2 3 4 5 6

スペック比較 (カッコ内はショート)

表を右へスクロールしてください

  ブルーUL グリーン イエロー オレンジ レッド
総重量 330g 465g
(430g)
695g
(620g)
940g
(880g)
1280g
収納時サイズ Ø11.5cm×17cm Ø13cm×26cm
(Ø12cm×24cm)
Ø17cm×30cm
(Ø16cm×28cm)
Ø19.5cm×36cm
(Ø18.5cm×34cm)
Ø24.5cm×40cm
対応可能身長 185㎝まで 185㎝まで
(165㎝まで)
185㎝まで
(165㎝まで)
185㎝まで
(165㎝まで)
185㎝まで
T Comfort 13℃ 11℃ 7℃ 4℃ -1℃
T Limit 9℃ 7℃ 3℃ -2℃ -7℃
T Extreme -3℃ -6℃ -11℃ -17℃ -24℃

ヨーロピアンノームによる使用可能温度域

使用可能温度域について

ポリゴンネスト®の使用可能温度は、ヨーロピアンノーム(EN ISO 23537-1:2016)での試験温度を表示しています。

ヨーロピアンノーム(EN ISO 23537-1:2016)とは、スリーピングバッグに関する使用温度算出のための試験を標準化したものです。
アンダーウエアを2枚着用したマネキンにヒーターと温度センサーを取り付けてスリーピングバックに入れ、マネキンの表面温度を測定することにより、コンフォート、リミット、エクストリームの3つの温度が決定されています。

T Confort

標準的な女性※1がリラックスした姿勢でスリーピングバッグの中に横たわった時に、寒さを感じることなくことなく使用できる下限温度です

※1 25歳、身長160㎝、体重60㎏

T Limit

標準的な男性※2がヒートロスを抑えるためにスリーピングバッグの中で身体を丸めた姿勢をとった時に寒さを感じることなく使用できる温度です

※2 25歳、身長170㎝、体重70kg

T Extreme

標準的な女性が、ヒートロスを抑えるためにスリーピングバッグの中で身体を丸めた姿勢をとり、震えによって代謝量を増加させながら、6時間まで耐えることが可能な、低体温症の恐れが生じる最低使用温度です

【注意】
  • 表示温度は目安の参考温度であり、性別・体力・経験・環境状況などにより大きく変動します。
  • finetrackではT comfort、もしくはT limitをベースに、就寝時の着衣量を考慮しながらスリーピングバッグを選ぶことをお勧めします。T Extremeは荷物を極限まで減らしたいアルパインクライマーなどがギリギリビバーク可能なスリーピングバッグを探す際に参考にすべき数値で、一般にはお勧めできません。
選び方のPOINT

ヨーロピアンノームの使用可能温度は、スリーピングバッグが乾燥した状態での性能の指標です。
フィールドでの実使用における「保温力損失」や着衣の効果なども考慮したうえで、使用するスリーピングバッグを選択することをおすすめします。

ポリゴンネスト®の使用温度域試験について

 

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