DRY LAYERING ドライを重ねる 5レイヤリング

テント(カミナ®モノポール) KAMINA® MONOPOLE

新しいカタチの居住道具

テントとツエルトのミッシングリンクとなるテントを

テントでもツエルトでも成し得ない機能面のミッシングリンク(すき間)を埋めるモノとして、多くの遊び手たちが欲してきた要望に応える、非自立式・シングルウォールの山岳テントです。超軽量・コンパクトながら、十分な耐風・耐候性や、一般的なテントと比べて遜色ない室内空間や前室など、快適な居住性も備えます。

HOW TO もっとテント泊

特長features

軽くて快適な居住空間のテントを探している

ハードなコンディションで使うので、既存の超軽量テントでは不安だ

1gでも荷物を削って軽快にスピーディーに歩きたい

そんな人におすすめしたい、
新たなテントの選択肢

カミナモノポール

一人用で800g(設営可能な最小重量)を切る超軽量性とコンパクト性、さらにオールシーズン使用に十分な耐風、耐候性と快適な居住性を両立。ハードユース仕様のモノポールテントです。

※厳冬期の山岳エリアでは、保温性を補う冬期オプションのある「カミナ®ドーム」をおすすめします。

※カミナ®モノポールは透湿性の高い素材を使用しておりますが、構造上ダブルウォールテントのインナーと比較すると程度の差はあれ結露は発生します。水を含みにくい素材ですので、こまめにふき取るなどの対応で、テント内の濡れを軽減できます。

設営手順を分かりやすく解説!

簡単!設計方法をチェック

スタンダードなテントが使いたい人は
こちらがおすすめ!

カミナドーム(自立式・ダブルウォール)

finetrackスタッフに聞きました!

どっちを選ぶ?カミナドームとカミナモノポール

1 超軽量でも強く、オールシーズン対応

非対称モノポール構造にイザナス®テープ(※1)がしなやかな骨格として機能し、最小重量が一人用770g、二人用870gの超軽量ながら、風速25~30mの耐風テストをクリアする強靭性を実現。オールシーズン、安心して使用することができます。(厳冬期の山岳エリアでは、保温性を補う冬期オプションのある「カミナ®ドーム」をおすすめします。)高強度の30d 66ナイロンリップストップ生地に、ツエルトで実績のある薄膜の多孔質コーティング(※2)を施しているので、シングルウォールテントによくある結露の不快感も軽減しています。縫い目にはシームテープで目止め処理を施しています。

カミナモノポール1:770g(総重量は890g)/カミナモノポール2:870g(総重量は990g)

※1ダイニーマ®の名称が変わりました。
2020年4月~「ダイニーマ®」から「イザナス®」へ日本製造における登録商標(名称)が変わりました。日本ダイニーマ(東洋紡とオランダDSMダイニーマの合弁会社)が製造しています。

※2 透湿性6,000g/m2・24h(A-1法)
耐水圧1,000mm(初期値)※フロア部分耐水圧1,800mm(初期値)
気温・湿度、換気等の条件により結露が発生する場合がございます。

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2 抜群のコンパクト性

シングルウォールならではの小容量の本体と、1本ポールの構成で、極めてコンパクトに収納が可能。30ℓ程度のバックパックでのテント泊山行も可能にします。

写真:カミナモノポール収納時の状態。本体5×16×24cm/ポール39cm カミナ®モノポール1

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3 快適な居住性能

斜めに渡したポールが有効に空間を広げ、一般的なドーム型テントと遜色のない居住空間の広さを実現しています。前室も備えているため、シングルウォールテントにありがちな、「トレッキングシューズや汚れものの置き場に困る」ということもありません。

設営時のサイズをチェックする

図:一般的なシングルウォールテントとカミナモノポールのトレッキングシューズの置き場所
写真:カミナモノポールの前室

シングルウォールなのに前室を備えているので、トレッキングシューズを居住スペース外に置けます!

4 優れた収納性

テントの収納袋として一般的な円筒形ではなく、弁当箱型の四角い形状で、パッキングの際にデッドスペースができにくい省スペース設計。袋口が長方形なので、テントを折り畳んだだけでサッと収納でき、撤収時もストレスフリーです。

図:一般的な山岳テントとカミナモノポールの収納時の形による違い
写真:袋口が長方形なので、撤収時にストレスフリー

5 シンプルなパーツ使いによる修繕性のよさ

写真:カミナモノポールのパーツイメージ

カミナ®モノポールの修繕パーツについては下記よりお問い合わせください。
お客様サポート「ご依頼からお受け取りまでの流れ」

アイテム別重量・サイズ一覧

カミナ®モノポール1

入口:1箇所
総重量:890g
[最小重量770g(本体・ポール・ガイライン2本・ペグ2本)+ 120g(ガイライン2本・収納袋・ペグ7本含む)]
収納サイズ:本体5×16×24cm ポール39cm

図:カミナモノポール1

カミナ®モノポール2

入口:1箇所
総重量:990g
[最小重量870g(本体・ポール・ガイライン2本・ペグ2本)+ 120g(ガイライン2本・収納袋・ペグ7本含む)]
収納サイズ:6×17×25cm ポール39cm

図:カミナモノポール2

※使用人数は、荷物をテント内に入れることを想定した上で快適に使える人数を表示しています。

基本の設営方法

  • 手順1

    四隅をペグダウンします

  • 手順2

    ポールを入れます

  • 手順3

    ポールの端をグロメットに挿してテンションをかけます

  • 手順4

    ガイラインと前室をペグダウンします

設営動画を見る

こんな立て方も!アレンジ設営の手順を見る

[ 付属ポールペグ3本で設営する方法 ]

  • 手順1

    テントを広げてポールを入れ、ポールの端をグロメットに挿します

  • 手順2

    ポールと対角線上の2カ所を左右で均等になるようテンションをかけ、ガイラインをペグダウンします

  • 手順3

    前室をペグダウンして完成

[ トレッキングポール2本で設営する方法 ]

  • 手順1

    テントを広げ、四隅をペグダウンします

  • 手順2

    テント長編の前後から、2本のトレッキングポールをテント頂点のループに差し込みます

  • 手順3

    4か所のガイラインをペグダウンします

  • 手順4

    前室をペグダウンして完成

閉じる

カミナ®モノポールを立てるためには、最低2か所のペグダウンが必要です。
耐風性を確保するためには、安全性のために9か所のペグダウンを推奨しています。

POINT ここに注目!

前室付きのシングルウォール構造。入口は大型メッシュ窓付き(ダブルスライダーファスナー搭載)

入り口部分を低く設計したボトムデザイン

グロメットと袋とじのポール留仕様

高強力イザナス®テープをクロス状に2本配置。天井にはライトなどをハンギングできるループを装備

背面部にベンチレーターを装備。メッシュとの2重構造で虫の侵入を防げる

使いやすいダブルスライダーファスナー

片手で十分なコンパクト収納

最低2か所のペグダウンで設営可能

トレッキングポールやロープでの設営も可能

開発の背景background

テントとツエルトのミッシングリンクとなるテントを。

今期、新たに誕生したカミナ®モノポールのコンセプトは、「テントとツエルトのミッシングリンクテント」です。テントでもツエルトでも成し得ない機能面のミッシング(欠けている、失われているの意)部分を埋めるモノとして、多くの遊び手たちが欲してきた要望に応える、そんなモノ創りで開発に取り組みました。
汎用性と居住性、そして軽量さなどの、テントとツエルトの一長一短を補える本格的な山岳テントとして、1kgを大きく切る超軽量テントカテゴリーにおいてもっとも強いテントを目指したカタチがカミナ®モノポールです。

シングルウォール×モノポール×非対称のカタチ

超軽量山岳テントを追求するための一番簡単な方法は、軽量な生地とポールを採用することです。しかし、厳しい環境下に晒される山岳フィールドにおいて、オールシーズンで安心して使えるテントにするためには、強度に不安を残してしまいます。
そこで私たちが考えたアプローチは、カミナ®ドームでも補強材として使用しているイザナス®テープ(超高強力ポリエチレン)を、ポールに変わる構造材としても使用することでした。

通常の自立式テントは最低2本のポールを必要としますが、カミナ®モノポールには、1本のポールをナナメに通すことでデッドスペースを少なくし、もう1本のポール代わりとしてイザナス®テープで補強することにしました。そして構造はシングルウォールとし、メインの生地には、カミナ®ドームの開発で確立した高強力ナイロンの技術と、ツエルトで実績のある防水透湿コーティングの技術を融合させた新しい生地を採用しました。
モノポールのシングルウォールで非対称のカタチをした、一見特異なカミナ®モノポールを製品化させることは、けっして簡単ではありませんでした。均等なテンションをかけるための微妙なパターン調整は、普通のドームテントに比べてずっと難しく、入り口の位置や形を何度も作り直しながら、試作を繰り返すこと7回。そして、風速30mの耐風テストなど、様々な試験の実施と検証を繰り返し、同時に冬の厳しい条件下でフィールドテストも行いながら、山岳環境でオールシーズン使えることをクリアしていきました。

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