エバーブレス^®フォトン EVERBREATH^® PHOTON

快適が続くストレッチレインウエア

ストレッチ生地により動きやすく、しなやかな着心地のレインウエア。
行動時の透湿性が一般的なレインウエアよりも長く持続するため、運動時も蒸れにくく、悪天下での長時間行動を快適にサポートします。新型^※止水ファスナーを採用し、フラップを廃止。従来通りの耐水性を維持しつつ、ファスナーの開閉時にフラップが噛むといったストレスのない、新しいカタチのレインウエアです。
※2025年3月時点

SEASON: オールシーズン

ACTIVITY: 登山／ファストハイク／
トレイルランニング／自転車

エバーブレス^®フォトン

新技術を搭載した
新しいタイプのレインウエア

ファスナー単体でも高い耐水圧

AquaGuard^® Tightenedは、革新的な技術によりファスナー単体での耐水性が非常に高く、雨水の浸入を大幅に軽減します。それによりこれまでのレインウエアに必要不可欠だったフラップが不要になりました。

フラップに噛まない革新的構造

エバーブレス^®フォトンはAquaGuard^® Tightenedを採用することにより、フラップを廃止。スムーズなファスナーの開閉ともたつきのないシルエットをもたらします。

YKK株式会社との開発で実現したAquaGuard^® Tightened

左右のテープが密着し、水の浸入を防ぐAquaGuard^® Tightenedを採用しました。
※AquaGuardはYKK株式会社の登録商標です。

YKK株式会社との開発で実現した
「AquaGuard^® Tightened」

2020年からYKK株式会社にて開発がスタートしたAquaGuard^® Tightenedは、かねてからfinetrack企画担当者が開発をリクエストしていたプロダクトだったこともあり、2022年の初代プロトタイプからフィールド試験、フィードバックなどを行い、開発に協力してきました。左右のテープが密着することで水の浸入を防ぐ仕様で、レインウエアに必要不可欠だったフラップが不要になり、ファスナー周りの設計をシンプルにすることができています。

度重なる使用でも 止水性を維持: AquaGuard^® Tightenedと、従来品の止水ファスナーの性能を比較するために、新エバーブレス^®フォトンと旧エバーブレス^®フォトンをそれぞれ1200回ファスナーの開閉を行ったうえで以下の試験を行った。円筒容器にろ紙及び試料を被せて、降雨試験機にて上から水（降雨量：40～60mm程度）を当てる。8時間後に取り出し、ろ紙の重量から漏水量を算出した。 AquaGuard^® Tightenedを使った新エバーブレス^®フォトンの漏水量は0.15g、フラップ付きの旧エバーブレス^®フォトンの漏水量は0.16gであったことから、AquaGuard^® Tightenedは、フラップがなくてもフラップ付きのファスナーと同等の止水性を備えていることが分かる。

新旧ファスナー比較動画

ファスナー取り扱い注意事項: エバーブレス^®フォトン(2025 年春夏モデル品番FAM0331から0334、およびFAW0331から0334)はYKK 株式会社の新型⽌⽔ファスナーAquaGuard^® Tightenedを使⽤しています。ファスナーテープ中央部が強く突き合わさって屈曲する特殊な構造によって優れた⽌⽔性を実現しています。新技術を用いたファスナーなので、⻑く性能を保つために、従来の止水ファスナーと異なる仕様上・保管上の留意点が生じます。ご使用に当たっては、以下の取扱注意事項をお守りください。

取扱注意事項

雨の長時間行動を支える
エバーブレス^®ファブリック

嵐に耐える防水性

降雨時の登山の際、動いたり手足をつくなど、瞬間的に圧力がかかる状況では、一般的に10,000mm以上の耐水圧が必要といわれています。エバーブレス^®はその2倍の耐水圧20,000mm以上を備え、それを長期にわたって維持する設計がされています。

長時間行動でも蒸れにくい

表地と裏地の両面に耐久撥水加工を施すことで、水膜の発生を極限まで抑え、透湿性をより長く持続させます。これにより、運動時の蒸れを軽減し、悪天候下での長時間行動の快適性をサポートします。
※エバーブレス^® 透湿性：10,000g/m2・24hr（JIS L 1099 A-1法）

ロングライフ

過酷な環境でも性能が持続する生地設計により、20,000回のストレッチ試験、30,000回の摩耗試験後^※も防水性をキープします。
※耐水圧保持率測定試験

しなやかな着心地

タテストレッチ約107％、ヨコストレッチ約117％^※の生地を採用するとともに、袖や肩回りのデザインや生地方向を工夫することで、高いストレッチ性を備えています。裏地には柔らかく肌ざわりの良いニット生地を採用し、しなやかな着心地です。※JIS L 1096

比較試験: ① 濡れた状態でも蒸れにくい

熱板（疑似体温）の上に、濡れた濾紙を置き、その上に「乾燥品」と、12時間以上水につけた「湿潤品」を載せて濾紙の重量変化を測定。乾燥品の濾紙の透湿性能を100％として、湿潤時の透湿性能の保持率を測定。一般的な3層構造のレインウエアと比較した。透湿性能保持率が高いほど、「生地が濡れても透湿性が変わりにくい」ことを示す。

② 繰り返しストレッチしても防水性をキープ

生地を強制的に20,000回ストレッチ^※したあとの、耐水圧保持率を測定。一般的な3層構造のレインウエアと比較した。使用において、足上げや、腕の上げ伸ばしで常に伸び縮みをしている。耐水圧保持率が高いほど、「ストレッチを繰り返しても耐水圧が変わりにくい」ことを示す。
※両バイアス方向にそれぞれ伸長×20,000回するデマッチャー（繰り返し伸長）処置

③ ハードに使っても防水性をキープ

生地表面に摩擦を30,000回^※かけて、耐水圧保持率を測定。使用において、生地同士や、岩への擦れなど、常にウエアは摩擦にさらされる。耐水圧保持率が高いほど、「ウエアの生地表面に摩擦されても耐水圧が変わりにくい」ことを示す。
※研磨布を用いて30,000回摩擦するマーチンデール（繰り返し摩擦）処置
※当社試験データによる

POINT & GIMMICKポイント&ギミック

リンクベント^®

衣服内の蒸れを一気に解放できるリンクベント^®（ジャケット）

ヘルメット対応のツバつきフード

フードには片手でフィット感を調整できるドローコードを装備

袖口タブ

面ファスナーで調節可能な袖口

ポケット

大型のフロントポケット＋内ポケット

裾ドローコード

裾の調節が可能なドローコード

ウェスト紐

ウエストのフィット感をより高める調節ヒモ

サイドファスナー

着脱可能なベンチレーション兼用のサイドファスナー

裾ドローコード

邪魔にならないシンプルなドローコード

SPECスペック

RENEWAL

新型の止水ファスナーを採用しフラップレスに
繰り返し使用後も防水性に優れた新生地を採用

SPEC: 【価格】
ジャケット：38,500円（税込）｜
パンツ（レギュラー丈）：27,280円（税込）

【重量】
ジャケット（Mens Mサイズ)：300g｜(Womens Mサイズ)：280g
パンツ（Mens レギュラー丈)：235g｜(Womens レギュラー丈)：220g

【透湿性】
10,000g/㎡・24hr (JIS L 1099 A-1法)　

【耐水圧】
20,000mm (JIS L 1092 B法)
※エバーブレス^®生地部

ロイヤルブルー（Men's）

ブラック（Men's）

ディープインディゴ（Men's）

エナジーレッド（Men's）

オリーブドラブ（Men's）

アクア（Women's）

ディープインディゴ（Women's）

エナジーレッド（Women's）

ライムイエロー（Women's）

Men's

RYBL

BLCK

DPIG

ENRD

OLDB

Women's

AQUA

DPIG

ENRD

LMYL

EVERBREATH^®エバーブレス®について

独自開発のストレッチする防水透湿膜

多雨多湿の日本に適した最高レベルの防水透湿性を実現しながら、ストレッチ性と耐久性を兼ね備えるエバーブレス^®ファブリック。メンブレンは、加水分解による劣化が発生しにくいポリカーボネート系ポリウレタン素材の多孔質膜です。

エバーブレス®について詳しくみる

REVIEWレビュー

絶妙なバランスで動きやすく安心できる強さを持ったレイン

大迫倫太郎さん

《YAMA HACK 編集長》

使用シーン：登山

日本の山岳（雪山以外）における、あらゆる悪天候のシチュエーションに対応できるバランスの良いウェアだと思います。軽さ、雨の濡れだけでなく冷えからも守ってくれたり、ある程度の藪でも進めるウェアの厚み、登山者の動きを妨げないシルエットとストレッチ性など、見た目で伝わりにくいのが惜しくなるほど、高次元でバランスの良いレインです。
個人的にこのウェアでもっとも素晴らしいと思ったのは「カタチ（シルエット）」です。生地のストレッチ性だけでなく、シルエットやパターンによる動きやすさに感動しました。

ストレッチ性が高くて動きやすい

幸野庸平さん

《舵社『ボート倶楽部』編集部》

使用シーン：ボートフィッシング

とにかくストレッチ性には驚きました。冬のボート釣りはほぼ動かないので、防寒のために下に厚めのインサレーションウエアを着こみます。そのため、大き目のアウターがいいかと思っていましたが、体にフィットするサイズでもまったく動きを邪魔しない。釣りのキャスト時に脇がつっぱることもなく、両腕を上にあげてみても、腰の部分が引っ張られて露出することはありませんでした。

汎用ジャケット

田村浩さん

《ひびき出版編集者・ライター》

使用シーン：サイクリング

適度な透湿性による群れにくさと保温力・防風性のバランスがよいと感じました。雨が降るか雪が降るかわからない冬季のサイクリングには特に頼もしいです。再帰反射プリントなど暗所での安全性を高める配慮と、フードの着脱もしくは収納機能があれば、サイクリストにもお勧めしやすいです。

「なにも感じない」ところがすごい

高橋楓さん

《山と溪谷社「山と溪谷オンライン」編集部》

使用シーン：登山

最初に着用したのは、晴れた日の低山でした。その日は気温が低く風も強かったので、山頂から下山にかけて「防風」目的で着用しました。風による寒さも感じなければ、汗で蒸れたり暑すぎたりすることもなく、レインウェアを着ていることを忘れて歩き続けることができました。
そして、その感動は雨の日も同様。雨の中の行動は嫌なものですが、ウェアの内部は常に快適な状況をキープしてくれました。生地がゴワゴワしたりつっぱたりすることもなく、違和感、不快感がないので一周回って「なにも感じない」境地でした。

BACKGROUND開発背景

生まれ変わったレインウエア
―― 新しい「セオリー」への挑戦

雨を凌ぐこと、そして快適であること。
レインウエアの使命を探求して

レインウエアとはどうあるべきか？雨を凌ぐことが基本性能ですが、それだけでは雨の山中での行動を快適にするには到底至りません。安全快適に自然の中を行動し、無事に還ってくる。そのために欠かせないレインウエアとしてファイントラックが開発したのが、独自の防水透湿素材エバーブレス^®メンブレンを採用したエバーブレス^®フォトンです。そんなエバーブレス^®フォトンが2025年、8年ぶり2回目のリニューアルを実施。新技術を随所に採用した、新たなレインウエアの誕生です。